なぜ、誰かを助けるのか?
突発的な理由で、後輩に聞いてみた。
「大げさにいうと、日本にいれば、何一つ不自由がない生活をしているのに、なぜ僕たちは自分のためでなく誰かの為に頑張るのか?」
というのも、学生団体で誰かの為に頑張るって活動をしているからだ。
日を改めて、一本の映画を見た。
”僕らは世界を変えられない”
向井理が主人公を務めているノン・フィクション。
大学生活に退屈していた医大生が、紆余曲折を経ながらカンボジアに学校を建てようと奮闘する物語である。
最初はただ大学生活を充実させるため、自分たちの為に始めたはずのプロジェクトだったが、カンボジアに足を運び、現地の状況を目にするなかで、彼らの心に変化が起きた。
カンボジアの子供達の為に学校を建てたいという気持ちに変わったのだ。
そんな経緯を経て、映画の中で向井理が言っていた一言が心に刺さった。
「誰かのためになにかをする喜こびは、自分の為になにかをする喜びに勝ることがあるのではないでしょうか?」
後輩がドヤ顔してくる。
「僕の回答はこれです。誰かの為に頑張るからこそ得られる喜びが好きなんです。」
自分事に置き換えてみた。
僕の場合はどうだろう?
熟考してみると、誰かの為だけになにかをした経験はない。
残念ながらそんな良い人間ではない。
でも、いろいろな人を喜ばせた経験はある。
自分のやりたいことを通じて誰かの為になっていたんじゃないかなと思う。
自分のやりたいことをやっていて、それが誰かの為になってだれかを喜ばれることができれば最高かなって思う。
そんなことをやりたいし、そんな人生を送りたいなって思う。