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ブロックチェーンがすごい件!

「参考資料」
「BlockChaneに関する最近の動向」楠正憲 内閣官房情報化統括責任者補佐官
「我が国経済社会の情報化・サービス化に係する基盤整備ブロックチェーンを利用したサービスに関する国内外動向調査」経済産業省資料
 
 
▼ブロックチェーンとは
以下の図を見てもらえばその潜在能力が分かると思う。
埋め込み画像 1
 
▼ブロックチェーンの特徴
①改ざんが極めて困難である。
②実質ゼロ・ダウンタイムなシステム。
③安価に構築可能。
 
①に関してはなぜ改ざんが困難かというと2つの特徴がある。
1つ目は「分散的」な管理システムだから。このようなシステムを一般的にP2Pという。(Peer to Peer)
従来、お金の取引は銀行などの第3者機関が仲介することによって信頼性を担保してきたが、
ブロックチェーンでは全ての履歴を皆で共有することによって信頼性を担保している。
これによって第3者機関が必要なくなると一般的に言われている。
前回、銀行がなくなるのでは?と言ったのはこのため。
三菱の人事によると銀行が実際にお金を動かすのは銀行業務の1つらしい。実際コンサル的なこともやっている。
だから銀行はなくならないとのこと。しかし、ブロックチェーンが整備されれば銀行の業務がなくなることはま間違いない。
 
余談だが、よく使われるのは
B2B business to business 企業間取引 (ワークスアプリケーションズなど)
B2C business to customer 企業消費者間取引 (so many)
C2C customer to customer 消費者間取引 (Airbnb, メルカリなど)
など。
 
2つ目は各取引履歴は順番にブロックに収納されていて各ブロックが直前のブロックとつながっているために改ざんが困難」上の図を参照のこと。
例えば、データが保管されている1つのブロックのデータを改ざんすると、チェーンで繋がっている前、後ろのデータとの整合性が取れなくなるので改ざんをしたら瞬時に見つかる。
 
ちなみにブロックチェーンのデータを改ざんする方法は1つだけあると言われている。それは一番新しいブロックのデータを改ざんすること。データが正しいか正しくないかの判断はプレーヤー(マイナーと呼ばれる)の50%以上が同じ判断をした時に採択される。なのでプレーヤーの50%を巻き込んで一緒に改ざんすれば改ざんは成立する。
しかし、長期的にみて改ざんが露見した時に一番被害を被るのはプレーヤーどうしであるからその可能性はほぼないと言われている。
ビットコインの場合、マイナーと呼ばれる人が取引が正しいかどうかをチェックしている。そのチェックによってビットコインがマイナーに付与される。(試験監督が給料もらうてきな)
 
▼なにがそんなにすごいのか?
いつだって経済活動の基盤は取引だった。歴史的にいままで取引相手の信頼性の担保の為に非常に多くのコストがかかってきた。
信頼性担保の仕組みの例
・格付け、会計監査
・公証人
・登記
しかし、ブロックチェーンを利用することで参加者同士が相互に協力・監視するシステムが成り立つので
社会システムを維持する為に多大なコストを払って構築してきた中央集権的な第3者機関が不要になる。
 
こういう未来を予測すると就職とか考えなけりゃいけないなと思ったりもする。
 
 
▼ブロックチェーンのこれから
IoTを含む非常に多くの分野に応用可能とされていて「フィンテックの次」の注目技術と言われている。
ブロックチェーン技術は次世代プラットフォームとなる可能性が高く、主導権争いが苛烈する見込み。
欧米系に主導権を取られると日本的にはマズイ。
 
▼ブロックチェーンの実用例
 
ADEPT IBM
 
 
 
 
funderbeam
 
▼コメント
ブロックチェーンのこれからなど、将来のシステムに興味のある人はこちらの記事を見てみたらどうだろう?
孫泰蔵さんがfunderbeamについてもふれている。