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リクルートの資料から社会的リーダーがいかにして輩出されるのかをまとめてみた。

社会的リーダーがいかにして輩出されるのかについて書かれているリクルート資料を簡単にまとめてみました。
 
 
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Index
1.社会リーダーの特性を構造的に見る
2.社会リーダー誕生のプロセスを構造的に見る

 

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1. 社会のリーダーの特性を構造的に見る。

 
Introduction
社会のリーダー。それは、新たな社会価値を創造し、人々の未来を豊かにすることを自らの使命として自覚している人材
 
具体的には以下の3つを満たす人材
  1. 社会に対する強い思いと使命感を持っている。
  2. 事を起こす起業家・企業家である。あるいは個人であっても周囲を巻き込みチームとして社会を変えることができるプロデューサー
  3. 成長期、拡大期の延長上にある新製品・サービス・市場・技術でなく「パラダイムシフト」を起こす新しい価値を市場に生み出している。
 
❑社会リーダーの特性
 
  • 社会課題に気づきその社会課題を自分ごととして捉える
  • 社会を見つめる温かい目
  • よりよい形を思い描く力
  • 高い自己肯定感
 
  • 社会過大を自分ごととして捉える
  • 人と違うことを恐れない
  • 自己を肯定する
 
社会リーダーに共通するコンピテンシー
  • 型にとらわれない
  • リスクを取る
  • 人を巻き込む
  • ぶれない
  • 面白がる
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❑社会課題に気づき、自分ごとにするまでのプロセス
実際には、社会課題に気づく一方で、それを自分ごとのすることの間には大きな相違の違いがある。
「社会課題に気づく」→「社会問題を自分ごととして捉える」の変化のプロセスには2つのパターンが存在する。
  • 思考の起点が「課題」にあるパターン
  • 思考の起点が自分自身にあるパターン
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▼思考の起点が「課題」にある人の声
「地球環境がこの先どうなっていくのかと言うことは、僕の物差しでは見えている。それが見えたら、次に自分が何をしなければいけないのか、どこに大きな流れがあるのかは明快。だったらここは後の人に任せて僕は次の舞台に行かなくちゃ。」
「最初はサークルと同じように、次の代の人に代表を引き渡すつもりだったんですが、気づいたら時が過ぎていた。よく考えてみたら、自分ほどおせっかいな人はあまりいないし、どうも他の人がやるより自分がやったほうが効率がいいらしい。ある種、観念みたいな感じです。」
 
▼思考の起点が「自分自身」にある人の声
「(今やっていることを始める時に何を考えていたかという質問に関して)後から振り返った時に、自分の人生が一番面白くなっているのはどの選択肢か、というのを大切にしているんです。」
「思えばこれまで結局は親の言う通りにしてきた優等生で、自分がやりたいことを貫いたことがなかった。今やらなければ後悔するということだけはわかった。」
 
自分起点の社会リーダーを生まれ方こそが、成熟期の日本で社会リーダーを生み出すヒントである。
 
 

2. 社会リーダー誕生のプロセスを構造的に見る。

 
3つのメカニズム
 
  • 醸成メカニズム
  • 輩出メカニズム
  • 社会認知メカニズム
 
 
★醸成メカニズム
  • 子供の頃から社会のいち構成員として役割を求められる機会がある
  • 社会に対する「違和感」を持ち続ける環境がある。
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  • 「起業」という志を実現する選択肢を知る場がある。
  • 自分が成し遂げられないと悲しむ人がいるという状況に身を置く。
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          ⬇
  • 誰の為に何をなしたいのかという志を問い続ける人がいる。
  • 全ての人を尊重できるまなざしがある。
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★輩出メカニズム
  • 「社会のリーダたれ」というメッセージを人材の発掘・選抜機会に埋め込む
  • 企業自身が社会課題を解決したくなるような仕掛けを創る
  • 「誰もが自分と違う自分」。その自覚を促す社会人教育の機会を再創造する
  • おせっかいな社会リーダーがいる生きたコミュニティーを創る
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★社会認知システム
  • 社会リーダーをスターにするような表彰機会を創る

 

参考資料:リクルート「社会リーダー創造の為の未来図」