「世の中のマニュアル」
結論から入る。
「世の中にマニュアルはない。」
らしい。
少人数のクラスで先生が言っていたことがスッと頭のなかに入ってきた。
最近、ファミレスやコンビニでいかにもマニュアル通りの回答だなあという返答が多い。
「いらっしゃいませ~」「ありがとうございます〜」っていうのはいいと思う。
でも、
ドリンクを頼んだ時に、
「ストローは何本つけますか?」
700円以上買った時に、
「700円以上のお買い上げの方は1回抽選ができます。」
何回やっても、1語1句間違えることなく話す。
もはや尊敬の域である。
バイトをしていても、まずマニュアルを覚えさせられるらしい。
インターンをしていても、まず、テレアポのスクリプトを覚える。メルアポをする時もテンプレをコピペする。
人間味がない作業。
マニュアルがあることはいいことであると思う。確実に失礼な対応やミスは少なくなると思うからだ。
でも、同時に、なにか人間を信じていないような、無機物の匂いがする。
そんなマニュアルによって育てられた人間が苦労しているらしい。
最初にも述べたけれど、世の中にマニュアルはないからだ。
震災のボランティアにいった人の話が授業中にでたが、
普段のバイトなどでマニュアルにのっとってしか対応していない人は、ボランティアの場でほとんど会話ができないらしい。
マニュアル通りに動く人は、いざマニュアルがない時に動けない。
マニュアルがあるのはいいと思う。それにいかに自分なりの付加価値を足せるかっていうのが大事だ。