「育成」について考えること。
「部下に追い越されることを誇りに思え。」
なんの本かは忘れたけれど、そういったセンテンスを覚えている。
僕はいま、プロジェクトリーダーという役職についている。
それなりに後輩もいて、いわゆる育成というものをしている。
自分が育成できるほどデキた人間なのかというと、そうでもないのだが、
それをいいだすときりがないので置いておく。
じっさいの話、後輩に追い越されることを誇りに思えるかと言ったら難しい。
追いぬかれて喜んでいる奴なんていない。
無頓着な奴はいるけれど。
結局は、マクロの視点で見るのか、それともミクロの視点で見るのかといったところなのだろう。
組織的な視点に立てば、後輩を自分よりデキル人材に育て上げないと組織は衰退していく。
それでもやっぱり。後輩に負けたくないなという気持ちも否めない。
個人と組織のどちらを優先するのか?
組織って言ったほうがかっこいいけど、まだそう言えるだけの覚悟はないなあ。
幸せってなんですか。
昨日、青山のレストランにいった。
レストランの中には大きな水槽があり、その中を多くの魚が泳いでいた。
ゆったり流れる時間の中で、魚を眺めている時間はなかなかよく、物思いにふけった。
僕はこういう物思いに耽る時間が好きだ。日々の喧騒の中で瞬く間に流れていく時間という概念をはっきりと意識できる「時間」。
魚を見ているうちに考えてみた。
「こいつら幸せなのだろうか?」と。
水槽のなかで一生を過ごす。
「絶対幸せじゃないな。こいつら。水槽の中で一生を過ごすとか俺だったら嫌だな。」
と思う一方、
「もし、魚達が水槽の世界しか知らないのであれば、十分、幸せなのかもな。」
とも思ったりした。
これって魚の話ではないのかもしれない。人間社会でも同じようなことが言える。
先進国に暮らす僕たちは、貧困国にすむ人々を見て、可哀想だなと思ったりしてボランティアをしたり、金銭的援助をしたりする。
でも、彼ら、彼女らって本当に幸せではないのだろうか?
可哀想と思われる対象なのだろうか?
先進国の人々がかける色眼鏡で勝手なバイアスが入ってしまっているのではないか。
そんなことを思った。
現地で「幸せでない人」が実際にどういったことを考え、どういった生活をしているのかに実際に触れてみることを通じて、彼ら、彼女らに寄り添うことを通じてみれば、新しい幸せのカタチも見えてくるかもしれない。
成長について考えること。
成長ってなんだろう。
成長したい成長したいと思っているけど、なかなか実感しないのは何故だろう。
そんなことを考えてみる。
毎日同じような時間に大学に登校し、毎週同じようなスケジュールをこなす毎日。
きっと僕だけじゃないだろう、毎日同じ時間の電車に乗って通勤するサラリーマン、毎週同じ授業を受けるルーティーンワークをこなす大学生。
楽しくないわけではないのだけれど、なんだか物足りない。
そんな毎日のなかで、はたして自分は成長をしているのだろうか?
成長についてこんなことを言っている人がいた。
「成長って螺旋階段を登るようなものなんだよね。上から見ると同じようなところを回っているような気がするんだけど、横からみてみな。確実に登っているから。」
あぁ、そうか。そんなことを思ったのを覚えている。
きっと僕らは螺旋階段を上からしか見ていないんだ。だから毎日、毎週同じようなところをぐるぐるしているように感じるのかもしれない。
視点を変えれば、僕も成長をしているのかな?
視点を上から横に切り替えるってどうすればいいんだろうか?
環境を変える、付き合う人を変える、、、、、
残念ながらそれくらいしか思いつかない。
同じ所をぐるぐるしているように見えても、きっと螺旋階段を登っていると信じて、なんだかんだがむしゃらに頑張るしかないのかもしれない。
直感型とロジック型
なべの中
最近、髪を切った。
僕は人としゃべるのが好きなのでスタイリストさんと毎回色々な話をする。
前回は、右脳、左脳の話をした。言い換えれば、直感とロジックの話だ。
美容院でなにを話しているんだと言われるかもしれないが、お互いの専門外の話をするから面白い。
僕はどちらかと言うとロジック型だ。
自分の直感で動くというよりは、たしかなファクトがあって、それが筋道を立てて説明できないと行動したくない。
かと言って直感も頼りにしていて、潜在意識が下す決定はバカにできない。
ようはその使い分けが大事なわけだ。
個人的にはロジロジ考えて、最後は直感かなということが多い。
スタイリストさんが言っていた言葉にハッとした。
「僕は完全なロジック型です。ここをこう切ると、ここにスペースができるから、ここをこう切るんです。」
スタイリストさんがロジック型であったことにびっくりしたのではない。
散髪の世界にもロジック型と直感型があるらしい。そのことにびっくりした。
一見まったくちがうフィールド(勉強やスポーツ、散髪)にも共通しているものが存在している。
そいいうことを日々意識しながら生きていればもっと深みのある人間になれそうな気がする。
1つの事例をいかに抽象化して他のフィールドで活かすか。
いかに色々な世界に触れてみるか。
この2つが大事になってきそうだ。
新規事業で大事なこと。
なべの中身
インプットに対してアウトプットが劇的に足りない。そんなことを思っている。知識はインプットをして、実際にアウトプットをしてみることで知識足りえる。
そんなわけでブログを書き始めた。この場がアウトプットの機会になればいいと思っている。そして、僕のアウトプットが誰かのインプットになればいいな。
5月12日に新規事業立ち上げの講演会に参加してきた。そもそも新規事業というのは、会社が
①自社の拡大・発展
②顧客ニーズ、環境の変化に適応する
為に、いままで手をつけていない分野に進出することだ。
つまり、新規事業を立ち上げるのは手段であって目的ではない。
ここで少し、未来の話がしたい。
いま、私たちは間違いなく社会の変革期にいる。
人類における3大革命といえば、農業革命、産業革命、IT革命だ。
IT革命によって予想される未来について。
①人口構造から見る確実な未来
人口ボーナスが終わった国は緩やかな経済発展しかしない。人口ボーナスが終わった日本には安易な経済発展は望めない。
人口と経済は比例関係にある。人口が伸びると経済も伸びる。
そういった点でこれからの世界の中心はアジアとアフリカだろう。
限に、アジアのGDPは2015年に世界の27%、2050年には52%に達する。
日本の生き残る道はいかにアジア諸国の成長による甘い蜜を享受できるかにかかってそうだ。
②インターネットと輸送進化
テクノロジーの発展によって、主に3つ
- その場にいなくても大丈夫
FacebookやLINEなどのSNSの進化で場所による束縛がなくなった。
- 必要ならばすぐに安く行ける
LCCのおかげで、1万円あれば韓国、中国、台湾などアジア圏に行ける。
- 若年高所得者は1つの場所に留まらない。
将来日本で働くよりも、2020年には先進国になります宣言をしているマレーシアや
すでに先進国の部類に入っているシンガポールとかで働くほうが稼げる。
③価値観の変化
- 最新が意味するのは最善ではない。
twetterなど
- 専属所有ではなく、共有の文化が浸透
AirbnbやUberなど
- 機能やスペックよりも、共感や経験
Apple watchなど
ではこんな時代の中でどんな新規事業を立ち上げればいいのか?
どんな人材であればいいのか?
その答えはわからない。僕が言えることとしては、
0→1を創れる人材、そしてその1で勝負できる人材が求められているのではないか。
そんな気がする。
新規事業は少なくともある程度は0→1を創る作業と似ている。
わくわくしますね。